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<<   作成日時 : 2010/08/10 19:19   >>

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イン・ハー・シューズ(2005/アメリカ)
IN HER SHOES
評価(お奨め度)★★★☆☆
監督: カーティス・ハンソン
製作: リサ・エルジー/キャロル・フェネロン/カーティス・ハンソン/リドリー・スコット
製作総指揮: トニー・スコット
原作: ジェニファー・ウェイナー『イン・ハー・シューズ』(アーティストハウス刊)
脚本: スザンナ・グラント
撮影: テリー・ステイシー
プロダクションデザイン: ダン・デイヴィス
衣裳: ソフィー・デ・ラコフ
編集: リサ・ゼノ・チャージン/クレイグ・キットソン
音楽: マーク・アイシャム
出演: キャメロン・ディアス/トニ・コレット/シャーリー・マクレーン/マーク・フォイアスタイン/ブルック・スミス/アンソン・マウント/リチャード・バージ/キャンディス・アザラ/ケン・ハワード/エリック・バルフォー

難読症を抱えながらもスタイルと美貌を以てやってこれたマギー・フェラー(C.ディアス)だったが、ルックスに頼る生活にも年齢を負うごとに不安を感じるようになっていた。難読症はハンディキャップとなり、チヤホヤされてきたプライドも邪魔して身の丈にあった定職を得ることが出来ない焦りとなる。定職もなければ定住も出来ず、姉のローズ(T.コレット)を頼るしかなかった。ローズは弁護士であり、そこそこ成功しているが、自宅のクローゼットには色んな靴が履かれることもなくずらりと並べられている。容姿にコンプレックスを持つローズにとって、スタイルに影響される洋服よりも、サイズも変わることもなくいつでも履くことが出来、目立ったおしゃれ感のない靴の方に目が行くのだ。衝動買いで揃えた靴は「落ち込んだ時の自分の慰め」とローズも言っていた。一方、マギーは姉の大事な靴を勝手に拝借し、自分を表現するのに抵抗感も持たず颯爽と繰り出す。ところが、靴のかかとは折れてしまう。気持ちと裏腹に空回りしてしまうマギーの状況そのものだ。“イン・ハー・シューズ”、自分の靴はどこにあるのか。人生の落ち着く場所を靴に喩えている。母親代わりでマギーの面倒を見てきたローズ。だが、ローズが交際を始めた上司ジム(R.バージ)をベッドに誘い込んだことが原因で、マギーは家を追い出されてしまう。ここまでは展開のテンポも速かったこともあり、C.ディアスはジャリ姉を相も変わらず演じているなあという感じ。だがここからは、『ゆりかごを揺らす手』『激流』『L.A.コンフィデンシャル』『8 Mile』のC.ハンソン監督の手腕だ。行く当てのないマギーが思い立ったのは、亡くなったと聞かされていた母方の祖母エマ(S.マクレーン)のもと。突然の孫の訪問に喜ぶエマだったが、マギーが自立できずに問題を抱えていることを悟り、自分が世話をしている老人施設の仕事をマギーにも手伝ってもらうことにする。じっくり、ゆっくりとお年寄りと触れ合うことにより、マギーは自分が必要とされることに喜びを見出し、彼女の本来持っている優しさが浮き出るようになっていく。エマには娘の死と関係して孫達の家族と疎遠になった負い目があったのだが、マギーへの思いを通して、ローズを呼び寄せ姉妹の幸せを図る。妹との関係に不安を持っていたローズはフィアンセのサイモン(M.フォイアスタイン)とギクシャクしていたのだが、マギーとの再会、祖母の優しさに触れ、物語のハッピーエンド、サイモンとの結婚式へ向かうのである。話は少し戻るが、マギーと別れた後、ローズは弁護士を辞め、犬の散歩を請け負う仕事を自分で始めていた。こちらもゆったりとした暮らしへと変化している。自分を取り戻し、家族の絆を取り戻すきっかけはスローライフである。前述のマギーがローズに家を追い出されるまでのテンポとの違いは明快だ。後半のマギーの成長はエマが居てこそ。エマに見守られ自分を取り戻していくのだが、S.マクレーンの貫禄、コメディ女優としても成功している嫌みのないユーモアがマギーを包み込む。最後に自分に合った靴の話に戻ると、ローズはエマから白い靴を貰う。母親を早くに亡くし、母親代わりとして頑張ってきたローズが安らげる場所。それは祖母エマの優しさの中だったのかもしれない。

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『イン・ハー・シューズ』
■監督 カーティス・ハンソン ■脚本 スザンナ・グラント ■原作 ジェニファー・ウェイナー ■キャスト キャメロン・ディアス、トニ・コレット、シャーリー・マクレーン、マーク・フォイアスタイン、リチャード・バージ、ブルック・スミス、ノーマン・ロイド □オフィシャルサイト  『イン・ハー・シューズ』 弁護士のローズ(トニ・コレット)は、義理の母親に家を追い出された妹、マギー(キャメロン・ディアス)を仕方なく自宅に居候させるが、当のマギーは仕事も決まらず勝手し放題。  挙げ句、ローズの恋人とベ... ...続きを見る
京の昼寝〜♪
2010/09/04 12:34

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